302. 低コストで移動可能な縦長VRスクリーンをつくる

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研究機関向けに開発した移動式VRスクリーンモジュールは、機能的には要件を満たしましたがプロジェクターの投射距離が3m以上必要となり、設置スペースが必要な事が大きな課題となりました。この課題を解決する為に、新しい汎用スクリーンの開発が必要になります。2012年には低コストVRゴーグル開発者向けDK1の発表が有り、2014年にDK2の発表が有ります。その後製品版のVRゴーグルRiftSの発表は2016年です。(DK1, DK2, RiftSは、Oculus社「現Meta社」の製品です。)製品化までに時間を要すると考え設置スペースを必要としない移動型で縦長の3DVRスクリーンの開発を実行します。

既に低コスト赤外線式モーショントラキング装置の内製化は完了していた為、スクリーンの奥行きを抑えながら身長を超えて立体表示か可能な縦長のスクリーンモジュールの設計に着手し製品化を実現しました。2014年さらなるコストダウンの市場要求とモバイル性を向上させる為の検討が実施されました。