301. 実物大で災害体感するVRスクリーンを作る

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2001年からVR可視化体感による有効なアプリケーション・コンテンツを探し続けてきました。徐々にVRの有効性がスタディーされ2007年に鉄道交通手段の運転技能の向上と事故発生時の対処方法を学び取る訓練シミュレータが開発されます。その後、自然災害に対応した災害対処の為の危険判断と非難行動を促す訓練シミュレータの開発へと向かいます。2012年にシミュレータソフトウエア開発で大きな障害は、VRハードウエアを使用するコスト障害が大きな課題となりました。実物大で表示する大型のリアルスケールスクリーン、体の姿勢を検知するモーションキャプチャカメラ、VRを描画する高性能な描画装置を備えたVR表示システムは、導入時の大きな障害でした。

VR導入時のコスト障害を克服する為に、モーショントラキング装置、リアルスケールスクリーン、3D立体視を実現する低コストプロジェクターの選定とGPUを搭載したネットワーク連携が可能なクラスターPCのシステム開発を行います。2012年大型スクリーンシステムはカスタム仕様による設計が主流で用途に合わせスクリーン形状を変形可能な汎用型のスクリーンは存在しませんでした。従って100インチ相当のスクリーンをモジュール構造化し稼働が可能な形として設計し複数モジュールを用途に合わせ組み合わせ形状を合わせる仕組みを実現します。初期汎用スクリーンは100インチ画像をプロジェクションする為に奥行き3mのスペースが必要となり設置エリアが大きかったのが課題となりました。