仮想と現実の違いって何でしょう?当たり前のことですが、仮想空間はどう頑張って作成再現したとしても実空間とは異なります。仮想空間を利用した災害体感の目的は危険を感じてもらう事です。本当に色々な手間を掛け、あらゆる手段とコストを駆使してフォトリアルな空間を作成する事に意味が有るのでしょうか?
一番左のイメージは一般的な3Dモデルを配置したイメージです。中央のイメージは、リアルタイムによる影の処理を加えたもの、右側のイメージは、リアルタイムで影と光の処理を加えたものです。一目瞭然ですが右のイメージがよりフォトリアルなイメージで自然です。フォトリアルなイメージの問題は、処理負荷が大きい為、描画速度が低下する事です。今の技術では描画速度の低下によりVR酔い(90fps以上を維持)が発生する危険性が有ります。ある意味で妥協が必要ですし、現状は再現テクニックでリカバリーする必要が有ります。