148. レジリエンス力を高める。

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災害レジリエンスを考えると「しなやかな強さ」「立ち直る力」を思い浮かべます。レジリエンスは一言で言うと強靭性ですが、災害時にねばり強く対処し、合わせてしなやかさを確保し続ける事は簡単な事では有りません。これを実現する為には、目標に向けて物事に挑戦し、試行錯誤を繰り返しながら解決方法を探り、解決方法を見つけ出す経験が必要です。現実にどの様に精神鍛錬すれば良いのでしょうか?精神の鍛錬は、新しい課題に挑戦しようとする意志と、難題に向き合い解決する強い希望と、失敗を繰り返しても負けずに解決すると信じて試行錯誤の過程を学び続ける精神と、それを克服する為に、様々な方法を試しながら解決方法を探る強さと、想像性を働かせながら時に論理的に、時に諦め探ぐる方向性を変える意識と、正解を導き出す過程を何度も繰返し経験する事により精神が鍛えられます。チャレンジと克服の過程を繰り返し我慢強さを学び、障害を克服する方法を学び直感力を養い続けます。試行錯誤の過程では、本質に向き合い、必ず解決できると信じ、我慢強く論理的に想像を働かせながら解決方法を探る事より「しなやかに強くを学び、立ち直る力を見に着ける」事が出来ると思います。ここで記載した方法は、単なる一つの方法にすぎません。真の強靭性を実現するには、今後も継続してレジリエンス力を高める方法を探し続ける必要が有る様です。簡単にはレジリエンス力を高める方法を説明するに事は出来ず、試行錯誤を繰り返しながら実現方法を探し続ける必要が有りそうです。地球と共に生き安全・安心を探し続ける道は未だ未だ先が続くようです。

ここでレジリエンスについてまとめます。

 諦めない精神力

 粘って可能性を見つけ出す力

 慌てずにこころを据えて考える力

 ギリギリすり抜ける力

 命を第一に考え、時に切り捨てる力

 迷ったら、直ぐ決断・振り返らない

レジリエンスの特徴は以下の通りです。

 最善を尽くす精神力

 継続的な学習                            フィードバックループで経験を内在化

 迅速な立ち直り                         機能確立・再組織化・混乱途絶を避ける

 限度の有る失敗                         コツをつかむまで、経験を積む必要が有ります。

 柔軟性                                    災害時に変化進化、代替戦略適応力

 予備能力                                   バックアップ、代替案の準備

心理面でのレジリエンスは、下記を考えておく必要があります。

 自己肯定感                                自尊感情

 楽観的な思考                            極度の緊張に潰されない為

 社会的スキル                            問題解決能力、対人対処能力

 ソーシャルサポート                 最後は周りの人々の助け合いが必要

 「生きている」感覚                 暖かい食事、温かいお風呂

レジリエンスは下記により評価します。

 許容度(latitude)                      能力を失わずに変化できる量

 抵抗力(Resistance)

 危険性(Precariousness)         一線を越え不可能になる閾値を示す。