99. 地球環境の変化を読み取る

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これに対し自然災害は、地球環境に起因する事により発生する災害の為、地球環境の変化を読み取る力を養う必要が有りますが、自然災害は大きな系の変化により災害発生のメカニズムが多様なパラメータが絡み発生している為、現在の人類の知恵ではなかなか解明できない為、発生を完全に予測したり、その災害を止めたりする事は出来ません。従って、受動的では有りますが、一度起きた災害をケーススタディーし、被害を最小限に減らす手法を学習し知識として共有する事が重要です。それでも対処できない未知の災害に対しては、その新たに発生した災害を記録し、状況を分析し、対応方法を検討し、その情報全てを共有し、未知を既知に変化させる事が重要です。残念ながら自然災害は、防ぐことが出来ないケースもほとんどですので、日々災害に対応する対応能力を向上させる準備も必要です。想定外の事象を考え、仮想シミュレーション等で試行錯誤しながら対処方法を見出す方法、環境の変化を読み取り瞬時に判断に結びつけ率先して行動を起こす習慣づけ訓練、ひと同士の連携を深めて集団で対応する事により安心を生み出し、かつ落ちたついた対処が出来るようになる連携訓練などを通じて、「しなやか強さ」、「立ち直る力」と呼んでいるレジリエンス能力の向上が大切です。

安心は人のこころに対して行う活動で、教育を通じて安全を高める記憶を実施したり、こころに直接働き掛け感受性を刺激して安全に関心を持たせたり、ひと同志が連携し協力して安心を見つけ出したりする事を通じて、安全&安心な社会構築が出来ると思います。