リムの誕生は試行錯誤の連続です。危機管理って何だろう？安全＆安心って何だろう？と常に考えてましたが答えは出ませんでした。リムが誕生した2010年代は、安全に積極的に投資する時代では無かったと思います。命は大切なのになぜビジネスの営利が優先されたんだろうと思います。その時代に有効と判断された安全性を上げる手法は、一定の操作を手順通りに操作する訓練シミュレータでした。リムはその利用を広げる事と持続的な訓練手法を確立する為に誕生したと思います。
嬉しい事にここ数年で安全に対する社会の姿勢は変わったと思います。日本の社会及び海外の社会も含め安全に対する考え方は変わってきています。安全は社会を良い方向に導く大事な事と認知されはじめ、人が存続していく上で非常に大事なテーマと定義が変わったように感じます。リムは2012年に構想設計がされました、本当の意味でリムが社会に認知された時代は2018年だったと感じます。構想から６年の歳月が必要だった訳です。
