112. 安全を確保する手段を考え安全思想を啓蒙し、人と地球の安全を守ります(8)

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教育上の障害は、人が災害を他人事として捉える事です。これを打開する為には、現実の環境で作業行い、そこで発生する災害を実際に体感します。災害条件に従って自身の行動が危険行動となり災害を誘発し、同時に災害発生時のネガティブな感情である怖い感情より嫌な感覚を体験させます。ただし災害を実際に体感させる事は人の命が脅かされ実施出来ない為、安全が確保された仮想空間において想定する災害を体感し、災害の怖さを感じます。ネガティブな感情が発生する体感により危険感受性を上げ、意識を安全な方向に向かわせます。仮想空間を利用した体験は、視覚及び聴覚による主観体感です。ところが多くの災害で危険を感じられる感情は、視覚だけではネガティブな感情を発生させる事は難しいことが判っています。我々は実体験に近づける為、体で感じる3つ以上の感覚を併用しネガティブな感情を発生させる方法を見つけました。体に感じる感覚は触覚、皮膚感覚、平衡感覚などロボット制御技術を用いてネガティブ感情をつくりだします。