リムで再現されているイメージは、どれもフォトリアリティー的な自然な表現では有りません。リムが定義するリアリティーは「頭に描いたイメージと一致するリアリティー」、「身近に感じられるリアリティー」です。我々が大切にしている事は、空間に嘘が無いこと、何処かで見てことがある風景と思わせる事、感じられるイメージです。
人は起きている状況を目で捉え、例えCG映像だとしても見るべき場所を無意識に探し出し、過去の経験と照合したり、状況から想像し判断する能力を持ってます。リムは人の行動、思考に合わせイメージを設計し再現しています。また人は夫々感性が異なります、感受性の高い人はイメージだけで感じられますが、ほとんどの人は触覚系の感覚再現と併用体感する事により強く感じます。もっとも重要なポイントは、人に気持ち悪さを感じさせない事です。