人の意識を変えるのは簡単ではありません。人は自分に直接降りかかる災いについては真剣になります。また意図的に他人事として取り扱い無関心になります。更にネガティブな状況は、自分にとって出来る限り排除したい、遠ざけたいという気持ちが働きます。人は夫々感受性の感度レベルが異なります。従ってネガティブ刺激による意識改革は、刺激強度の調整が必要で、更に難しい事が判ってます。
リムは災害の発生状況を理解する為に、災害状況を再現した特殊映像により簡潔に災害発生状況を伝達します。次のステップで仮想体感とリアル体感の触覚を併用し、被害者の視線で、又は加害者の視線で、災害を体感し、その怖さを感じてもらいます。怖さの伝達はネガティブな感覚生成に効果的な触覚により伝達され怖さが生成されます。これによりネガティブな気持ちが発生し、結果的に意識が変わり感受性が向上します。次に安全性を高める手法を学び、最終ステップでは現場で捉えた360度映像を利用し現場をVRで再現し、その仮想現場に体感者が入り、現場に潜む危険要因を探し出す作業より意識を高めます。
