123. 安全は知識融合が必要「第4話:安全対象は人と地球」

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 安全の対象は人と地球を対象に考えます。労働災害、人的災害は人が中心です。一般災害と自然災害は人と地球が中心になります。我々は人と地球に対し安全を考えます。地球の安全を考えた場合、地球について詳しく知る必要が有ります。天文的に考えると地球=星には寿命があります。星は日々活動しており生命体と同じ様に変化し成長します。このように地球も一つの生命体と考えています。今度は地球の誕生について注目します。宇宙はビックバーンにより誕生したと一般的に考えられています。ビックバーンにより宇宙は膨張を続け現在も膨張を続けていると考えられています。宇宙に存在する物質の存在により重力が発生し影響を受けます。宇宙に存在する物質は、通常物質5%、暗黒物質26%、暗黒エネルギー69%が存在すると考えられています。物質は重力による影響を受けて暗黒物質=ダークマターの分布ムラが存在する事が判り始めています。重力場の影響より物質が移動し、物質同士で衝突が発生します。物質の衝突により物質の塊が出来ます。恒星を含んだ星はこのような仕組みを経て星が誕生したと考えられています。

更に地球の誕生を考え続けます。物質の塊が地球の基として誕生します。地球に対しても物質の塊が外部より衝突し、衝突により地球は加熱されます。加熱された状態が続き時間の経過と共に地球の中心にマグマが誕生します。地球は時間の経過で冷却されますが、宇宙に存在する他の塊の衝突で物質に含まれる粒子で水の基が加わります。それにより水が発生したと考えられています。このような過程を経て地球表面に水がひろがり、地球に海が広がったと考えられています。宇宙から降り注ぐ宇宙線、電磁波などにより水が蒸発し雲が発生します。雲は雨を降らし水が地球表面の戻る事で水の循環が生まれます。雲で発生した摩擦によりエネルギーが溜まり落雷が発生します。これらの条件が揃うとアミノ酸が発生する事が判っています。このように地球誕生は、宇宙の誕生と深くかかわります。宇宙の成長には、宇宙に存在する素粒子との関りが深いと考えられています。一方海中に発生したアミノ酸より生物の基となる菌が誕生したと考えられています。誕生した生物は、徐々に進化を繰り返し変移し特にカンブリア紀の爆発的な進化を通じて、人類の祖先が誕生したと考えられています。このように生命体の起源は細菌までさかのぼる事になります。真正細菌(バクテリア)、真核生物、古細菌が生命の起源と呼ばれている細菌です。細菌レベルより進化を繰り返し人が誕生します。突然変異により進化しDNAは変化しながら生物の設計図として進化続けます。生物の基はDNAであり遺伝子です。