118. 安全は知識融合が必要「第1話:安全に必要な基本技術」

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今回の掲載は 「安全は知識融合が必要」 と題して、全5話(74話~78話)で掲載します。「第一話:安全に必要な基本技術」、「第二話:立ちはだかる障壁」、「第三話:安全対象は人と地球」、「第四話:宇宙に存在する地球」、「第五話:人の安全を考える」です。

 安全に対する製品開発に必要と思う技術について掲載します。我々が取得した基礎技術は下記に示す通りです。感性を養う上で芸術的なアプローチは重要です。絵画のデッサン手法により観察力と読み取る力、見たままの状態を再現する技術を養います。合わせて芸術を通じた、発想力、造形創造による具現化、心で感じた通りの誇張表現や強調表現によるデフォルメ伝達力を養います。自動制御理論は、あらゆる面で重要な技術です。動作制御を安定して行う基本技術です。自動制御は、温度制御、サーボ制御、複数のデバイスとの協調制御や連動動作制御など、センシングフィードバックによる安定制御手法です。更に自動制御を成立させる上で、マイコンのアーキテクチャーを熟知しておく必要が有ります。リソースの限られたメモリ環境では効率的なメモリ空間制御もソフトウエア構築に必要な技術です。

 MCU/CPUはソフトウエア指令を遂行するユニットとして最も忠実に働くユニットで有り、機械系を含んだロボット等の制御をする上で、重要な制御技術です。次に注目する技術は、眼の機能を模擬した光学カメラにより画像入力を行いCPUにより画像処理し入力像を認識する技術です。人の生物的な視覚認識を具体化し特徴抽出により線分を識別します。特定した模様の発見を行う為にパターンマッチング手法などにより画像一致点を認識する視覚認識技術です。バーチャルリアリティーは、仮想空間の生成の為の技術であり特に五感を再現する技術まで発展しています。主に人に仮想空間を認識させると同時に、人の生物的な仕組みを人に対し再現する上で必要な手段です。

安全で利用する基本的な技術手段

感性は、芸術的アプローチにより観察、読取、表現、発想、造形、誇張、強調を導く

自動制御: 「安定制御、差動制御、自動調整、遅延」

マイコンアーキテクチャー:「コンピュータ理論、メモリ空間制御」

ロボット制御 :「連動制御、同期運転制御、触覚生成」

画像処理(特徴抽出、相関、フィルタリング):「視覚認識、眼的処理」

バーチャルリアリティーVR:「インタラクション、五感再現」など