64.海外メディアインタビュー(1)

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今回の掲載は、2回に分けて海外メディアよりインタビューを受けた内容に基づき内容を掲載します。

Q1.遠い未来に生き残り、繁栄するのはどのような組織だと思いますか?

A1.物が溢れコスト競争が激化する時代となっており、物では無く、アイディアや思想を創造する事に注目が集まってます。世の中に存在しない物で価値の高いものは、人のこころに直接触れるソフトウエアサービスだと思ってます。喜怒哀楽を直接感じさせる手段の実現は価値が有ると考えます。具体的には、「提示したものを感じる」、「楽しく感じる」、「気持ちが変化する」、「実行したいと思う」、「避けようと思う」、等の人の感情を左右し判断を伴う事に着目した手段の成立が求めているのだと思ってます。それらを実現する組織が必要です。

Q2.なぜVR事業を設立したのですか?そして、何年にもわたってどのようにあなたの事業とその製品を拡大してきましたか?

A2.1990年代から製品設計には3D-CADが使われ始めました。但しその後工程で3Dデータを活用することはなく、当時私はその有効活用を考えていました。 設計により作成された形状データをその後工程で有効に利用する手段としてVRを活用し有効なツールを作りだしたいと思いました。そこで2001年に現在の会社で3D事業のVR展開を開始しました。 我々は要求に応え技能シミュレーションを開発する毎に、当然顧客から開発費用の費用対効果が求められました。新しい機能の開発は、どうしてもコストがかかります。その結果再現が難しい人の命に係わる危険な状態を仮想的に体感し感じる事が出来るので有れば市場の要求に合い、費用対効果を出せる事が徐々に判ってきました。 ところが仮想空間で危険事象を体感にするには、視覚以外の感覚再現が求められ、その危険事象に合致した触覚機能の実現が求められました。それと同時に視覚聴覚の感覚と合わせ触覚再現の数を増やす方法で、ネガティブな感覚が再現され、教育的な効果が期待出来ることが判り様々な感覚を作り出す事に没頭しました。

Q3.最初の数年間にどのような課題に直面しましたか?あなたのメンバーはそれから何を学ぶことができますか?

A3.製品発売後、次々と新しい災害パターンの再現が求められました。驚いたのは、その要求数量の多さです。我々は先ず100種の災害再現を目指し災害データベースの構築に力を注ぎました。災害でデータベースが拡大するにつれ、更に新しい触覚の再現が求められ、新しいチャレンジを続けてます。開発を進めるにあたり災害の感覚再現は人のイメージに合致し、視覚を超えた感覚再現(主に触覚、平衡感覚など)が最も重要であり、それが人の感受性に影響を与える最も有効な手段と気づかされました。

Q4.最初のプロジェクトはどの程度成功しましたか?経験を共有させてください。

A4.訓練シミュレーションの分野では、専門的な知識が必要となるケースが多く、専門知識を顧客から直接学ぶ機会に恵まれます。その過程で顧客のニーズを聞き出し、開発仕様を顧客と一緒に構築する必要が有ります。この開発スタイルは、我々が仕様検討段階からメンバーとして加わりシミュレーションに関わるコンサルティングを行いながら専門性を勉強し仕様を一緒に構築する方法です。この方法が最も顧客に受け入れてもらえる良い方法です。当初よりプロジェクトは、日本の国立系研究所との共同作業で進みました、研究所は必ず新分野へのチャレンジを求め、新しいチャレンジが始まります。その課題は我々自身が克服しなければなりません。研究機関とチャレンジにより開発した新機能を実装し、原子力発電所のテロ対策用防護シミュレータや、原子力発電所の廃炉作業検討シミュレータ等が開発されました。これにより我々は一つ一つの手法を見つけ、その方法を蓄積できました。

Q5.何年にもわたって、顧客からどのような要求を受けましたか?彼らはどのようにあなたにあなたの提供物を形作り/会社を成長させるように動機づけましたか?

A5.製品発売後多数のアドバイスを顧客様より頂き、その反響の大きさに驚いてます。また今後の展開について顧客様の強い期待が我々に寄せられ、その状況を日々肌で感じます。市場の要求に直接触れられる状態は企業にとって非常に嬉しい事です。我々は社会の要請に応えられるよう日々改善を繰り替えし、努力を続けてます。

Q6.組織内に持続可能性の文化を構築することは、グローバル市場での評判を維持するために非常に重要です。あなたの会社にとってそれはどのように真実ですか?

A6.我々は顧客の要求を聞き個別に製品化するサービスを20年に渡り継続してきてます。その開発過程で、顧客の考えるイメージに合致した製品を作り上げる事は至難の技で実現できません。何故ならばそのイメージは感覚的なものだからです。製品完成時に於ける顧客のイメージと製品の不一致は大きな障害となってしまいます。我々はこの経験を踏まえ、製品開発の為の理念を掲げ、事前に顧客に理念を理解いただいてます。その理念をサイクロンフィロソフィーと呼んでます。このサイクロンフィロソフィーは、試作段階で試作製品を顧客に使って頂き、顧客から改良の意見フィードバックを貰い、修正を加えます、この修正循環を何回も続けながらイメージの不一致を減らす仕組みです。この手法により開発されたソフトは、教育の質が向上し、常に進化を続ける事が出来ます。この理念を徹底する事で、社員の意識と行動の持続性を維持してます。

Q7.企業の行動は、その経済的パフォーマンスや製品の品質と同じくらい重要です。このことわざをどのように解釈しますか?

A7.企業の存在価値は、その企業の社会貢献性に有ると考えます。更に価値を高めるには、世の中に存在しないサービスで人の社会に貢献する事です。また人が生活している地球に貢献する事だと思ってます。これを念頭に我々は、安全を高める事に集中し、世の中に未だ存在しない安全手法や安全思想を創造する事に集中し導き出す事が我々の指名だと思ってます。人が安全に暮らす為には、人が経験した災害情報を共有し、その情報を皆で利用します。更に会社の枠、国の枠を超えた意識の高い人々に集まってもらい、共に協力しながら安全手法を見つけ出せなければなりません。我々はその環境を構築して参ります。