62.安全安心な社会を作り出す為に

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今回は色々な面より安全について考えてみたいと思います。まず労働災害及び人的災害は、3つの方法で安全を高められ事が判ってきてます。

  • どの様な環境や状況で災害が発生するかを知る(災害ケーススタディー)
  • 危険意識を改善する為、危険感受性を上げる災害体感
  • 身を守る方法の学習(規則厳守、定常操作の重要性、保護具利用など)

労働災害は、まず環境を知る事、身を守る方法を学ぶ事、それを実行する為に精神面の教育=感受性向上(外界の刺激を受けとる能力。対象からの触発によって印象を受容する感性の働き〔哲学字彙(1881)〕)が重要になります。環境は人が構築している為、その基本設計や設計思想を改善する事で、安全性を高め災害が発生し難い環境に改善する事が出来る為、災害をスタディーし改善に努め継続的な対応をしていく必要が有ります。

これに対し自然災害は、地球環境に起因する事により発生する災害の為、地球環境の変化を読み取る力を養う必要が有りますが、自然災害は大きな系の変化により災害発生のメカニズムが多様なパラメータが絡み発生している為、現在の人類の知恵ではなかなか解明できない為、発生を完全に予測したり、その災害を止めたりする事は出来ません。従って、受動的では有りますが、一度起きた災害をケーススタディーし、被害を最小限に減らす手法を学習し知識として共有する事が重要です。それでも対処できない未知の災害に対しては、その新たに発生した災害を記録し、状況を分析し、対応方法を検討し、その情報全てを共有し、未知を既知に変化させる事が重要です。残念ながら自然災害は、防ぐことが出来ないケースもほとんどですので、日々災害に対応する対応能力を向上させる準備も必要です。想定外の事象を考え、仮想シミュレーション等で試行錯誤しながら対処方法を見出す方法、環境の変化を読み取り瞬時に判断に結びつけ率先して行動を起こす習慣づけ訓練、ひと同士の連携を深めて集団で対応する事により安心を生み出し、かつ落ちたついた対処が出来るようになる連携訓練などを通じて、「しなやか強さ」、「立ち直る力」と呼んでいるレジリエンス能力の向上が大切です。

安心は人のこころに対して行う活動で、教育を通じて安全を高める記憶を実施したり、こころに直接働き掛け感受性を刺激して安全に関心を持たせたり、ひと同志が連携し協力して安心を見つけ出したりする事を通じて、安全&安心な社会構築が出来ると思います。