95. VRコミュニケーションの実現

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現在人類は新たな危機に直面しその対応が求められています。地球環境が変化し大きな災害に直面する機会が年々増えています。この中には想定外の災害(自然、一般、労災、人災)が含めまれており、その対処能力の向上が求められています。災害発生状況をケーススタディーし、その災害対処方法を取得する教育手段が整備されています。その安全教育により更に安全が向上する為には、各個人の危険意識向上が求められます。昨今VRによる危険体感による感受性向上教育を実施し、その意識が向上した成果が上がっています。これとは別に実災害により心理面にダメージを受けるケースも多くあり問題となっており、それに対し心理的なケアをする手段の提供が必要です。

我々はVRを利用し更に安全性と効率的な情報伝達を目指します。人の生物的な感覚再現が感情を左右する仕組みを解明し、その仕組みにより個々の人に合わせた最適化を行い、更に効率的で安全な感情に触れる仕組みを実現していきます。これらの仕組みを具体的に構築する為には、工学的な技術と、人の生物的な仕組みを理解し、医学的な見地で感覚器と脳を通じて感情に作用する仕組みを成立する必要が有ります。その為に医学、生物の知識と工学の知識を融合する事が最も重要です。VRは人の安全を保つ為に、より良いコミュニケーション伝達手段として、また効率的な教育手段として、更に人の気持ちをケアする仕組みとして幅広い分野で活用でき進化を続けます。