前回に引き続きタコの話第二弾です。私にとっては、とても興味深いタコの話になります。タコの生態を記述した本は非常に少ないことに驚かされます。私が見つけたタコの本は全部で4冊です、外見や構造は図鑑等で確認できます。タコは食卓にもよく上がる動物で良く知らている事は、生きているときは紫系で七変化に皮膚の色を変え、擬態と呼ばれるテクニックで体の形状を自由に作り出し忍者の様に背景に溶け込みます。煮ると赤系統に変色し、軟体で足には骨も無く良質なたんぱく質です。大きな頭に大きな目と足(触手)は八本で、口は足の付け根に存在します。足には特殊な吸盤が沢山ついているイメージです。
これだけ不思議なタコですが、驚異は未だ未だ沢山存在します。タコは学問的には筋静水系という生体メカニズムで出来てます。このメカニズムを利用して伸びたり縮んだり、容積を保ったまま変形し狭い隙間を潜り抜けたりすることができます。触手には様々な感覚(触覚、視覚、味覚など)を持ち、各触手には脳の機能も持っているため、本体の大きな眼で見えない迷路を触手単独の判断で進んで迷路の先にある食べ物を取り出す事が出来たり、その迷路を覚えたりと記憶力にも優れた面が多数確認されてます。心臓は3つ存在し、状態によって使い分けるのだそうです。走る(実際は水の中で走れませんが)時に使用する心臓と、普段使用する心臓と判れてます。脳はもっと驚きです8本の触手に一つずつ存在し、本体にも脳が存在、どうやって使い分けどのように連携をとっているのでしょう?眼は前回説明した通り非常に高度なカメラ眼を持っています。それにも関わらず、タコの触手には目の機能が備わってます。明暗に反応したり背景に溶け込んだりする為に表面を変色し擬態で変形したりできます。何て凄い進化を遂げた生物でしょうか、そんなタコですが寿命は短く数年間の寿命の様です。前回皮膚感覚について注目しました。今回はこの驚異的な無脊椎動物に心は存在するかです。人は皮膚感覚により伝わり、気持ちが安定したりすると言われてます。皮膚感覚が優秀で驚異的な触手を持っているタコは、その感覚器より心が発生しているかが最も知りたいポイントです。