地球の息づく植物や生物とって大切な土の存在について考えてみたいと思います。地球の誕生過程で蓄熱したマグマが生まれ(地球誕生についてはblog404話参照)、マグマの活動に従って火山が発生します。地球表面にマグマが噴き出す現象より、溶岩が大気に放出し、それが冷却され石となり地表に降り注ぎます。太陽による放射、気象により石は風化し砂へと変化します。この砂の粒が土の基になります。植物が生息すると季節の変わり目で葉が落ち雨等の水分により微生物が繁殖し徐々に腐葉土へ化していきます。土の生成は様々な要素と生物が関り土を育てます。倒木は細菌により分解されたり植物と協力関係を保つ菌根菌によりキノコが繁殖します。また動物の死骸や糞尿より真正細菌(バクテリア)が繁殖し分解されます。土には菌根菌の他に各種生物が生活し、特にミミズは砂を飲み込みながら分解し浄化します。ミミズが通った穴は、土を柔らかく保つと同時に酸素、水を保つ空間等となります。
土は植物や微生物が生き続ける為に必要な物質です。また地球で生き続ける人や動物は、植物を食べて生きています。食物連鎖の基には植物の存在し、植物は土と微生物の恩恵により活きています。また人にとっては食べ物の安定して供給される環境で無ければ安心な環境とはなりません。土の存在は、地球で生きる全ての生物にとって大切な資源です。土が生き続ける環境維持が、人の安心にも繋がると考えています。生命の維持に重要な、大気の循環、水の循環、土の循環について説明してきましたが、地球で生き物を生き続けさせるために重要です。3つの循環は地球で生き続ける人にとって安全安心を維持する為に最も重要な要素です。