210. 地球で大気が循環する仕組み

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ここ数年夏場の気温上昇が増えていますが、その理由を考えるには大気が循環する仕組みをスタディーする必要が有ります。地球環境は、大気、水、土の循環などの多数の仕組みにより成立しています。ここでは、大気が循環する仕組みを紐解いていきます。大気の循環は、大きく分けて陸と海の二つの循環が存在します。どちらも植物が重要な循環要素として介在している事が判ります。

陸地は木が植物として生息し大気の循環の中心的な存在として大気の循環を担っています。植物は地中から吸収できる窒素、硝酸塩、無機塩などを吸収し、葉より二酸化炭素を吸収し光合成により酸素と糖を生成します。動物は、植物を食べ酸素を吸収し二酸化炭素を放出します。動物の死骸、動物が排出する糞は窒素を生成します。また土中に生息する生物や菌類は活動を終えると死骸になり窒素を生成します。土壌中に生息するカビや菌類は、土壌中の死骸等を処理し窒素を生成します。海中に生息する植物プランクトンは、二酸化炭素を吸収し光合成により酸素を生成します。動物プランクトンは植物プランクトンを吸収し動物プランクトンは、海中の魚類により捕食されます。魚類などの生き物は、酸素を取り込み二酸化炭素を放出します。魚類の糞尿は窒素を放出します。また魚類は活動を終えると死に窒素を放出します。海中の最近等により生成された窒素は、向き栄養塩として水に溶けだします。blog209で紹介した水の循環と大気の循環が海と陸を循環する仕組みとして作用しています。地球の生態系は、様々な循環により成立し環境が活き続けます。生態系の維持が地球環境に作用し、人の安心が保たれます。