201. 安全から安心を目指します。

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安全への取り組みは、2001年に開始しました。VRとロボット制御技術を用いた安全手法の開発を目指します。2005年に研究機関の要請により子供事故を映像化し伝達し、災害を未然に防ぐ技術の開発を行います。2007年には、鉄道災害を受け鉄道運行に関わる災害対処の訓練シミュレータを開発します。2013年に原子力発電所をテロから守る訓練シミュレータを開発します。2014年に自然災害時に対応する防災士養成の訓練シミュレータを開発します。2015年に原子力発電所の廃炉作業を訓練するシュミレータを開発します。同時に可搬式VR体感ハードウエアキットを開発します。2016年には、労働災害を予防する災害体感シミュレーターを製品化します。危険を感じる為の手段として体に感じる感覚(触覚、痛覚、平衡感覚)を生成する装置を開発し製品化します。災害を他人事にしない為、身近に起き得る多数の災害を模擬する必要性が判りシナリオの開発を開始します。現在までに34職種200種を超えた体感型の災害コンテンツが製品化されています。模擬する災害は、自然災害、一般災害(交通、火災など)を含め労働災害に対応したコンテンツ拡充が継続中です。作業を体で覚え、作業ミスを減らす訓練シミュレータ。災害の発生に至る原因を示すと同時に災害ケースをスタディーする災害再現映像。体感を通じて危険感受性を養い意識を変える災害体感。災害発生時の状況をVRで伝達し災害時の人の判断と行動を促進する訓練シミュレータを製品化しています。これらが具体的に人の体を守る安全の為の手法です。

2020年以降は、安心を導き出す事を目的として研究開始します。安心を紐解く為に人の感情に関わる触覚器、心理学、神経学、脳化学を中心に調査及び研究しています。特に災害時のネガティブな感情に注目し人の感情と意識が発生する仕組みを研究しています。ネガティブな感情発生が心理面に影響を及ぼす事を考慮し医学研究機関と連携し進めています。意識を変え、気づきを促すには、体と脳の記憶、環境認知、イメージ把握が危険感受性の生成に関わっているようです。人の安心は、図に示す体に記憶する~直感まで12過程を紐解事が必要です。災害に意識を向け注意し、予知予防する力、気づく力などを養成する事が必要です。安心の解明には、人の生物的な特性を学ぶ事が重要です。