402. 感情を評価する仕組み

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仮想体感時に安全性を考え、災害体感時に心的障害を防ぐ為に体感時の感情を評価する仕組みを2014年に考えます。主観的な評価手法と客観的な評価手法の2つの評価システムで障害発生を防ぐ方法です。主観評価は心理評価手法としてSelf assessment manikinの評価パラメータを用いて体感前の事前アンケートにより評価する仕組みです。また客観的評価は体感時の体に現れる生体反応を生体センシングによりデータを取得し体感前後の変化より評価する仕組みです。

客観的に評価する生体センシングは、2014年に仮想環境で体感テストすると様々な課題が見つかりました。脳波形、血流測定装置、瞳孔の測定装置、発汗検知センサー等の利用が考えられましたが、発汗は安定した検知が難しい事、脳波計は高額で利用が難しいとの判断で、血流測定と、瞳孔を画像処理による測定する方式をテストします。血流測定はノイズ除去しながらデータを取得する必要が有ります。大きな課題は、体感後2秒~20秒後に生体反応が現われる事です。課題は多数ありますが感情を評価する仕組みを実現すれば評価結果に応じて体感の感覚刺激を調整する事により、ネガティブ体感を安全に体感する事が出来ます。