401. VR災害体感の障害を予防する仕組み

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VRを併用し五感を再現した災害体感は、再現する事象の内容や体感刺激により、心の障害発生リスクを考慮した体感にすることが重要です。危険感度は人夫々異なっている事が判っており、人夫々の特性に合わせた体感にする事が重要です。人の特性を予め評価し体感時の刺激を調整する必要が有ります。また強制停止による体感を取り止める機能の実装も必要になります。これらを考慮した体感システム実現する必要性を2013年に考えていました。

災害体感時は、VR(視覚)を併用し5感(聴覚、触覚、平衡感覚、嗅覚、皮膚感覚)を通して刺激を人に与えます。体感した感覚をアンケート等による主観的な評価フィードバックをシステムに戻し記録します。合わせて体感時の生体信号を捉えた客観的な評価フィードバックを合わせシステムに戻し記録します。この2系統の評価機能により体感時の人の感じ方を評価しシステムに入力すると同時に、体感時の刺激を変更し最適化する仕組みを考えました。既に災害シナリオの体感時の危険刺激強度は5段階で調整する仕組みを備えています。感情評価する仕組みは研究開発中ですが、感情評価フィードバックによる感覚刺激強度の最適化の機能は2016年に特許を取得しました。