405. 人に合わせフィードバックによる最適化

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2013年に発案した「人を客観と主観で評価しフィードバックし体感を最適化する仕組み(401話参照)」は、教育全般に応用できる仕組みです。体の状態を主観評価する方法はアンケ―ㇳ回答により得る事ができます。また体の状態を客観評価する仕組みは、自律神経系の交感神経と副交感神経の変化を生体センサーにより取得し、評価し人の状態を評価する事ができます。生体信号は、脳波、発汗、脈拍、血流等より取得が可能です。(401話、402話参照)生体信号による人の状態を客観評価する場合、目的に合わせ生体信号を選択し条件判定する必要が有ります。生体信号の変化を読み取り体の状態を判定し能動的に働きかけるには医学専門知識が必要です。

人の状態を主観又は、客観評価し、その評価結果をもとにデータを蓄積し人に与えられた負荷と結果の関係性を確かめる事で人の生態的な特性を把握する事が出来ます。図は、トレッドミルを利用した事例です。体感者に運動的な負荷を与えると同時に、大型表示器を等して空間の移動を視覚的のも疑似体感させ実空間での運動と同じ体感を模擬します。運動状態を生体信号より取得し、客観的に評価する事により、体感者の状態を把握しながら運動負荷を増加させる、又は減らす等をシステムに判断させます。人の特性データと個人のクラス(統計的な分布で個々の人がどのランクのグループに属しているかを判断)より与える負荷を判断し、個々の人に合わせて運動負荷を最適化する例です。ここに示す方法により夫々の能力に合わせた訓練や教育を最適化するシステムを将来実現できると考えています。